2006年10月23日

iPodを買う前に(iPodやMP3プレーヤーの「音質の悪さ」を事前に検証する方法)

 iPodはもちろん、デジタル・オーディオ・プレーヤー(MP3プレーヤー)の類を購入したい、と思ってる方に、これだけは事前にやって欲しいということを紹介します。


 それは、「iPodやMP3プレーヤーの音質に、自分は耐えられるか!?」という点です。iPodやMP3プレーヤーで扱われる音楽ファイルは、人間の耳には聞こえない部分を間引きしていると言われるCDより、更に間引く割合を増すことで、音楽ファイルのサイズを抑え、結果的に今までの携帯音楽プレーヤーになかった、何百曲、何千曲もの音楽をあんな小さな本体に入れることができるのです。

 しかし、「iPodやMP3プレーヤーの音は悪い」なんて言う人が結構いるのも事実。個人的には、はっきり言ってCDとそれの違いを全く感じることが出来ないのですが・・・。しかし!iPodやMP3プレーヤーを購入する前に、自分はそういったプレーヤーの音質に耐えられるのか、検証できる方法があります!


 用意するものは以下のものです。なお、この記事はWindows XPユーザーで、マシンにCDを挿入出来るところがあり、なおかつ普段使っている音楽機器が普通のメーカー製、っていう人(つまりスピーカーなどにこだわって、単体で買ったりとかしない人)を対象に書いています。

CD2WAV32(フリーソフト)
 iPodを含めたデジタル・オーディオ・プレーヤーで扱う音楽ファイルの標準形式であるMP3ファイルをCDから抽出するソフトです。こういうソフトを使ってCDから音楽ファイルを抽出する行為を「リッピング」、そのリッピングをするこのようなソフトを「リッパー」とか「リッピングソフト」とか言います。

iTunes 6(フリーソフト)
 iPodへの音楽ファイル転送を主とした多機能ソフトです(ただし非常に重い!)。実はこのiTunes、最新バージョンは7なのですが、今のところ非常に不安定なことで有名なので、旧バージョンの6を使うことをオススメします。リンク先は英語ですけど、ソフト自体は日本語にも対応してます(ダウンロードはリンク先ページ右上の「↓36MB」をクリック)
 このiTunesはリッピングソフト機能も持っており、しかも作られる音楽形式はAACという、MP3よりも高音質かつ圧縮率の高いものです。・・・とは言っても、個人的にはAACとMP3の違いは全くわかんないですし(^_^;、そういう人が少数派でないのもどうやら事実のようです。

★空のCD−R
 普通に売っているCD−Rを数枚用意しておきます。ちなみに、今は100円ショップでもCD−Rは売っていますが、はっきり言って品質が悪いものが多いので、それなりのメーカー製を買った方がいいです。

DeepBurner(フリーソフト)
 CD(DVD)ドライブを持っている機種なら、まず間違いなくMP3の音楽ファイルを使って音楽CDを作る機能を持ったソフトが同梱されているので必要ないとは思いますが、一応紹介しておきます。このDeepBurnerはフリーでありながら、音楽CDの作成はもちろん、DVDを作成するのにも十分な威力を発揮するライティングソフトです。ちなみにメニュー表示等は日本語を選択できますが、ヘルプ等は英語です(海外ソフトなので)。


 以上のものを用意したら、まずCD2WAV32でMP3ファイルを作ることから始めましょう。CD2WAV32を起動し、パソコンに自分の持っている音楽CDを、どれでもいいから挿入します。そうすれば右下にCDのトラックリストが表示されるので、それを全部選択した状態にして(Ctrl+A)、「取り込み」ボタンを押します。これで、任意のフォルダにCDからMP3ファイルが抽出できます。

 今度は、上記のDeepBurnerなり、マシンに付属のCD/DVDライティングソフトを起動し、空のCD−Rを挿入し、音楽CDを作る機能を使って(ソフト毎に表記が違うため、これ以上具体的な説明はできません)、先ほど作ったMP3ファイルを使って音楽CDを作ります。・・・って、この行為の意味がわかりますか?つまり、CDまるまるコピーしたように見えて、実はオリジナルのCDの音源を基に、ちょっと音質の悪くなったCDを作成した、っていうことになります。


 では、その「音質の悪くなった」CDを、自分のステレオなりラジカセなりに入れて、なおかつそれなりのヘッドフォンをつなげて、そのCDの音を聞いてみましょう。そしてひととおり聞き終わったら、オリジナルのCDに入れ替えて、音の違いを実感してみましょう。この時点で、「全然音質の違いなんてわからない」という方、おめでとうございます!あなたはiPodやMP3プレーヤーを使っても、「音質が悪い」なんて感じることはまずありません。いや、この時点で音質が悪いと感じないのなら、別にiPodだけに的を限定することはありません。ちまたにあふれているデジタル・オーディオ・プレーヤー(MP3プレーヤー)の類なら、もちろん個体差はありますが、ほとんどの場合で使っていても「音質が悪い」なんて感じることはないでしょう!(ただしiPodも含めて、この手のプレーヤーの一番音質を悪くする原因は付属ヘッドフォンの品質の悪さなので、ヘッドフォンはそれなりのものを使用するのが無難)


 さて、ここまでのケースとは逆に、明らかに「音質が悪い!」と感じられた方、敏感な耳を持ってらっしゃいますね。それでは今度は、「ビットレート(サンプリングレート)」というものを上げてみましょう。この数値が高ければ高いほど、抽出されるMP3ファイルの音質は向上します(そのかわりファイルサイズも大きくなりますが)。CD2WAV32の場合、「設定」の「MP3圧縮」のタブに「ビットレート」という項目があるので、それなりに高めに設定して、前述した行程をやり直します。さてどうでしょう?これでも音質が悪いと感じられるでしょうか?


 この時点で「音質が悪い」と感じてしまう人については、はっきり言って悪あがきですけど、今度はMP3より高音質とされるAACを使って音楽CDを作ってみます。CDをパソコンに挿入し、iTunes6を起動します。そうすると自動的にCDの曲タイトル等が表示されるはずなので、右上のブラウズボタンを押せば、CDからAACへのリッピングが始まります。ちなみに、何にもしなければ「マイミュージック」フォルダにファイルが展開されるはずです。

 そして今度は、「ファイル」−「新規プレイリスト」を選択します。そうすると左横に「無題のプレイリスト」というのが出来るので、適当な名前を付けておきます。そして、左上の「ライブラリ」をクリックすると、先ほどリッピングしたAACファイルが表示されるはずなので、全部選択(Ctrl+A)し、それを先ほど作ったプレイリストにドラッグ&ドロップします。そうすると、プレイリスト内に曲が全部入ってるはずなので、それを確認したら、そのプレイリストを選択した状態のままCD−Rをパソコンに挿入し、右上の「ディスク作成」ボタンを押します。あとは前述の通り、自分のステレオやラジカセで聞き比べします。


 これで「音質に満足」と思えるのなら、あなたにとっての選択肢はiPodか、最近AACに対応したSONYのネットワーク・ウォークマンしかありません。あ、もちろん、この類を無理に買えと言ってるわけではありません。単純にあなたの音楽嗜好でデジタル・オーディオ・プレーヤーを購入する場合、この2つしか今のところ選択肢がない、というだけです。


 長々と書いてしまったのでこれで終わりにしますが、「iPodやMP3プレーヤーの類が欲しい。でも音質が悪いっていう話も聞くし・・・」なんて考えている人への、ひとつの指針にこの記事がなれば幸いです。
posted by SocialDead at 09:28
| iPod関連(for Windows)
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